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宮城丸森幹線ならびに出羽幹線新設鉄塔工事の着工

2022年9月26日、当社は「500kV 宮城丸森幹線新設鉄塔工事(その1)第5工区」を着工いたしました。本工事は電力の広域的取引の拡大や再生可能エネルギーの導入拡大を目的に、広域系統整備計画として策定された国家プロジェクトであり、東北電力ネットワーク株式会社様が事業実施主体となっております。

宮城丸森幹線は東北東京間連系線(500kV)の2ルート化の新ルートを形成する3つの幹線工事の1つであり、これにより送電容量は現行の605万kWから1,028万kWに増強され、災害時の融通電力を大幅に増やせるほか、風力や太陽光発電などが急増するエリアから別エリアへより多くの電力が供給可能となります。

工事全体の概要は工期が2022年8月から2027年11月、宮城中央変電所(宮城県仙台市)から宮城丸森開閉所(宮城県丸森町)を結ぶ亘長79.0㎞、鉄塔179基の建設であり、このうち当社は全6工区のうちJR東北本線や東北自動車道、国道4号線の横断を含む難易度の高い第5工区を担当し、鉄塔27基の新設と架線12.0kmの延線を施工いたします。

このほか2022年6月には、東北北部エリアにおける再生可能エネルギー電源等の系統連系増加を目的とした「500kV 出羽幹線新設鉄塔工事(その1)第5工区」も着工しており、秋田県由利本荘市地内に鉄塔21基の新設も進めております。

施工現場は山間部中心の非常に厳しい環境ですが、「工事を通じてインフラを支え、社会に貢献する」という当社使命を胸に、東北地方におけるこの2大プロジェクト工事を安全最優先で施工してまいります。