現在建設中のインド高速鉄道は、インド第2の大都市マハラシュトラ州のムンバイと、商工業都市であるグジャラート州のアーメダバードを結ぶ約500kmの区間において、日本の新幹線システムを利用した高速鉄道です。高頻度の大量旅客輸送システムの構築により、旅客の交通利便性が向上し、交通公害の減少、地域連結性の強化および対象地域の経済発展が期待されています。
当社は、本プロジェクトの電力工事を受注している双日株式会社より、施工現場での電車線に関する施工技術指導を委託され、 2024年12月3日から16日まで、鉄道本部および当社グループのNR電車線テクノ株式会社に所属する技術社員2名をインドへ派遣しました。現地では日本の電車線施工方法についてインド人技術者と活発な議論を行うとともに、建設中のスーラット駅で鋼管柱建植試験による施工技術指導を行いました。
当社は、中期経営計画「Change and Innovation RIETEC 2024【RX2024】」の取り組みのひとつとして、主要顧客が進める海外鉄道事業への支援を掲げております。今後も卓越した技術力を活かし、人々の快適な暮らしに貢献できるよう努めてまいります。