当社は「RICS」の実現に向けて、DX(Digital Transformation)を推進させるため、全社員を対象としたDXのe-learningを2023年6月より実施しています。今年度は、全社員が経産省によるデジタルスキル標準に基づいたDXの基礎知識を持つことを目標とし、来年度以降は、外部専門家に頼るのではなくDX人材の内製化へと育成を一層強化し、さらなる業務改善や生産性向上を実現する持続的成長可能な会社への変革を目指します。
「DX(Digital Transformation)推進のため、全社員対象e-learningを実施」
当社は、電気工事分野においてはエキスパートですが、デジタルに関するスキルはまだまだ低く、DXになかなか踏み出せていません。一方で、人口減少・少子高齢化を背景とした新3K(給料・休日・希望)など、建設業界を取り巻く状況は厳しく、DXによる業務改善・生産性向上は急務です。そこで、当社はe-learningを用いて全社員のデジタルスキル底上げを行うこととしました。業務改善・生産性向上、そしてRICSの実現に向け、デジタルの外部専門家に頼るのではなく、DX人材の内製化を進めていく方針です。
「当社に合わせた専門コースで、全社員のデジタル基礎レベルを底上げ」
e-learning制作会社と議論を重ね、当社のデジタルレベルに合わせた専門コースを作成しました。本コースは、経産省のデジタルスキル標準に沿ったものです。DXの必要性、実施方法等(Why、What、How、マインド・スタンス)から丁寧に説明しており、ゼロからのデジタルスキル底上げを狙ったカリキュラムの構成としております。全社員が6月から3か月間、本コースを受講し、「DXリテラシー標準に定義される知識及び行動姿勢をおおむね習得している」と結果を得ました。社員のDXの基礎知識習得が大きく進み、会社全体として、デジタルレベルの底上げを実現したと考えています。
また、全社員のデータを扱うスキルレベルの確認も行いました。その結果、オープンバッジ(一定のデジタル知識・スキルがあることを国際的な技術標準で証明するもの)取得者が9月時点で9名誕生しています。さらに、希望者にはより内容の進んだ講座を用意しており、会社としてデジタル人材育成に積極的に取り組んでいます。
「来年度以降、さらに人材育成を加速」
来年度はDXを推進する人材の育成をさらに強化し、社内業務にも精通しつつ、デジタル知識の専門性も身に着けた人材への成長を促します。この人材の活躍により、イノベーション・DXの推進、生産性の向上を図り、持続的成長に向けた変革を推し進め、当社の目指すイノベーションの将来像「RICS」を実現してまいります。