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常勤監査役対談

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現在、日本リーテックでは4名の監査役を選任しており、それぞれの監査役が独立的・客観的な立場から取締役の業務執行状況を監査するとともに、経営の健全性や適正性の確保に向けた助言・提言を行っています。
近年、より透明性の高い経営とガバナンスの強化が求められている中で、監査役のミッション、当社ガバナンスへの評価等について、常勤監査役のおふたりにお話を伺いました。

常勤監査役

あけぼし ひさお
明星 久雄

1981年
日本国有鉄道 入社
1987年
東日本旅客鉄道(株) 入社
2004年
同社 高崎支社 総務部経理課長
2011年
同社 八王子支社 監査室長
2014年
日本ホテル(株) 取締役財務部長
2020年
当社 常勤監査役(現在に至る)

常勤監査役

じん さなえ
神 早苗

1989年
保安工業(株) 入社
2009年
当社 北海道支店総務課長
2011年
当社 総合事務センター課長
2017年
NRシェアードサービス(株)
取締役サービス事業部長
2019年
当社 監査部長
2021年
当社 常勤監査役(現在に至る)

2021年6月開催の定時株主総会において、監査役が1名増員され4名体制となりました。

明星:新たに加わっていただいた神監査役は、当社の経営企画、会計、監査部門等の要職を歴任されており、社内の状況や業務プロセスなどを良くご存じですので心強い限りです。今後の監査体制の強化・充実に繋がるものと考えています。

神:ありがとうございます。最初に監査役就任のお話をいただいた時は不安もありましたが、私のこれまでのキャリアや知識が当社の監査に生かせればと考え、引き受けさせていただきました。ところで明星監査役は監査業務にあたって、どのようなことを心掛けていらっしゃいますか。

明星:監査役の役割は、取締役をはじめとした経営陣の職務執行が適切に行われているか目を配り、そこで得られた気づきを経営にフィードバックすることです。ですから外部環境、内部環境に対してしっかりアンテナを張り、関係する法令なども含め、常に知見を高めておくことが重要だと考えています。

神:そうですね。監査役は株主の負託を受けた独立機関として、公正普遍の立場で良質なコーポレート・ガバナンス確立の一翼を担わなければなりません。私も特に自分が不得意な分野について積極的に勉強すること、先入観のないフラットな視点を養うこと、気づきの感度を高めることを心掛けています。

社外監査役との連携をどのように進めていますか。

神:私たち常勤監査役も多岐に亘る監査実務に対応するため、自己研鑽に努めていますが、知識や情報に濃淡がある事も事実です。したがって監査役会はもとより各種監査業務において、社外監査役の方々と情報共有を密に行い、専門的な見地から助言をいただいています。

明星:監査業務において、より一層の透明性や客観性を確保する観点からも、社外監査役に期待される役割は年々大きくなっています。一方で当社の社外監査役は非常勤であるため、適切な助言・提言を行っていただくための環境整備やフォローをしっかり行っています。

神:近年、ダイバーシティの観点から女性や外国人の役員登用が注目されています。もちろん、こうしたアプローチも重要な要素だと思いますが、形式に捕らわれ過ぎて取締役会や監査役会での議論が形骸化してしまうと意味がありませんね。

明星:おっしゃるとおりです。さまざまな領域をカバーし、ガバナンスの実効性をより高いものにするという本質を外れてはいけないと考えています。そうした意味で当社の社外役員は、経営経験者、弁護士、学者などバランスのとれたメンバー構成ではないかと思います。

日本リーテックのグループガバナンスについてどのような評価をされていますか。

明星:グループガバナンスについては、これまでの中期経営計画でも重点実施事項として取り組んできており、この数年で底上げが進んだと評価しています。現在はガバナンス・決算・経営計画などあらゆる面においてグループが基本です。グループ全体としてその質をいかに向上させていくかは、今後も重要なテーマですね。

神:そうした意味では、このたび運用開始となる新基幹システムは、全てのグループ会社が使用し、工事・会計・勤怠・給与などの業務プロセスやワークフローなどが共通化されますので、グループ全体の内部統制や業務監査にも大きく寄与するものと思います。

明星:そうですね。システムを活用することでイレギュラーやミスの回避等も期待できますね。全国の事業拠点・グループ各社へは、定期的に現地へ赴いて監査をしていますが、こうしたハード・ソフトの両面からアプローチすることで、ガバナンスのレベルはさらに向上すると思います。

神:グループ会社の監査役とも連携が大切です。現在、四半期毎に開催しているグループ監査役連絡会では、各社の状況報告や意見交換のほか、関係する法令や監査のポイントについての研修等を行っています。グループ経営の健全性を維持していくためにも、こうした活動を継続していきたいですね。

今後の監査活動に対する抱負を教えてください。

神:ひとことでガバナンスと言っても、社会からの要請は時代とともに変化しています。直近においても会社法改正やコーポレートガバナンスコード改訂などがあり、上場企業として求められる姿、あるべき姿はますます高度化していると感じています。このような背景を踏まえて、監査の信頼性・実効性をどのように確保していくか、その仕組みづくりに努めていきたいと考えています。

明星:当然のことですが、経営やガバナンスは機械やコンピュータシステムが行うものではありません。人間が行うものです。だからこそミスも起きうるし、判断を誤ってしまうこともあります。そうしたリスクやトラブルが発生する芽をいかに摘み取れるかがポイントです。当社のトッププライオリティである「安全」と同様、ここまでやったから安心だ、大丈夫だということはありません。三様監査などで内部監査部門や会計監査人との連携をさらに深め、当社グループの中長期的な成長をバックアップしていきます。